中国籍タンカー50隻以上が待機

中国はこれまでも、世界貿易にとっての重要性を理由に、同海峡を通るタンカーの自由な航行を繰り返し求めてきた。また先週の報道によると、中国当局は安全な石油輸送の再開についてイランと協議を行っている。中国は、イランを直接非難することは避けている一方、米国とイスラエルの攻勢については国際法違反だと繰り返し批判している。

イラン革命防衛隊(IRGC)は、この海峡を航行しようとする西側の原油タンカーは「炎上させる可能性がある」と警告しており、紛争開始以降、複数の船舶が攻撃を受けるか標的になったと報じられている。

イラン当局は中国船籍の船舶の通過を明確に禁止してはいないが、攻撃対象となる可能性や保険料の急騰が、運航会社に慎重な対応を取らせているとみられる。安全リスクと保険料の急騰を背景に、50隻以上の中国船籍を含む200隻以上のタンカーや商船が、ホルムズ海峡付近で待機していると報じられている。

紛争を受け、北海ブレント原油は3月9日に1バレルあたり120ドル近くまで急騰し、取引終盤でも101〜107ドルの間で推移した。

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