プーチンには健康不安説が付きまとっていたが
この動画が意図的に流出させられたのではないかという憶測も出ている。
ベラルーシや東欧の情勢を報じる独立系メディアのネクスタはXに「プロパガンダ担当者がプーチンを完全にはめた」と投稿した。「今年最大のオウンゴールだ」
BBCのプロデューサー、ベン・タベナーも「誰かが解雇されそうな雰囲気だ......複数の報道機関によると、ロシア政府は誤って、プーチンが咳き込みながら3月8日の演説を再録音してほしいと頼む未編集のビデオを公開してしまった」と投稿している。ただし、タベナーは、プーチンは演説中によく咳をするため、特に珍しいことではないとも指摘している。
一方、ウクライナの元内務顧問、アントン・ゲラシチェンコはXに、ロシア政府もクレムリン周辺の記者もこの場面に気付かず、すべてのSNSに動画を公開してしまったと投稿した。「そのチームが再び姿を見せることがあるのか分からない。プーチン自身ももう見なくて済めばいいのに」
プーチンには、特にウクライナへの全面侵攻が始まって以降、健康不安説が囁かれていた。パーキンソン病やがん、神経機能の低下を患っているとする未確認情報もある。
しかし、西側の情報当局者は、プーチンが深刻な病気にかかっているようには見えないとしている。ロシア政府もプーチンは健康との主張を繰り返している。
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