<米フロリダ州のフィットネス系インフルエンサーが、アカントアメーバ角膜炎に感染し片目の視力を失った。コンタクトレンズを通じて感染した可能性があるという>
フロリダ州マイアミに住むビビアン・ノソビツキー(21)はアメーバに「目玉を食べられ」、視力を失った。
ノソビツキーはフィットネス系インフルエンサー。一人旅が好きで、昨年末はメキシコの海辺の町サユリタに滞在していた。
右目が「激痛」に襲われたのは12月21日のことだった。「ガラスとナイフで目を切り刻まれているようだった」と、彼女は振り返る。右目は光に過敏になり、腫れ上がった。
自然に治ると軽く考えたが症状は悪化し、数日で右目が見えなくなった。「寝ていればよくなると思ったら、痛くて眠れなくて。結局左目しか見えない状態でバイクに乗り、サユリタの救急病院に駆け込んだ。角膜の組織を採取して検査し、アカントアメーバ角膜炎と診断された」
オハイオ州の医療研究機関クリーブランド・クリニックによれば、これはまれな目の感染症で痛みや羞明(しゅうめい、まぶしさ)、充血、角膜の混濁、かすみ目を伴う。原因はアカントアメーバと呼ばれる微生物。コンタクトレンズや汚水を介して、傷口から角膜に侵入する。アメリカでの症例は年に1500件ほどだ。
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