不動在庫が解消され、必要な人に届く社会が構築されれば、経済・環境・人命に利益をもたらす「三方良し」の構図となりそうだ。しかし佐孝は「薬剤師にできることには限界がある」と本音も漏らす。
「国の財源不足から医療費が削減されるなか、薬価引き下げと供給縮小により、医療現場は『薬がない』『経営が持たない』という二重苦にあえいでいる。厳しい状況だが、国の施策を待つだけでなく、自分たちでできる小さな助け合いの輪を広げたい」
本来捨てられるものに光を当て、社会で循環させることで新たな価値を創出する。そんな利活用の仕組みが、現場主導の新しい医薬品ネットワークとして動き出している。
POINT(ニューズウィーク日本版SDGs室長 森田優介)
業界の中にいるからこそ気付ける課題かもしれませんが、解決策を考案し実現につなげられる人はそう多くありません。イヤクルがより普及し、政策の後押しも得ながら医薬品ロス解消が進むことを願います。【SDGs 世界の挑戦、日本の貢献】
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