「どんな犬を飼うことも、一生成長しない幼児を世話するようなものだ」とよく言われるが、ハフィーズによれば、これは小型犬に特に当てはまる。

「小型犬は、飼い主に不安や警戒心を抱かせる傾向があるようだ」とハフィーズは言う。「体重3キロほどのペットにとっては外の世界は危険が多く、警戒した状態が続いてしまう」

その研ぎ澄まされた意識が、ケアをしたいという本能を深く刺激する。そして、誰かに必要とされているという感覚は、飼い主にとって心理的メリットをもたらすという。

「自分のルーチンに依存する動物がいることは、生活に規律を与える。これは多くの飼い主、特にひとり暮らしの人にとって、心を安定させる要因となる」

ハフィーズは、小型犬が飼い主の感情的な調和を促す可能性についても指摘する。

「小型犬は表情が豊かで反応が良い傾向があるため、飼い主は微妙なボディーランゲージや感情のサインを読み取る練習を積むことになり、結果として社会的調和の能力が磨かれる可能性がある」

ハフィーズは、犬のサイズと飼い主の性格を安易に結びつけることに警鐘を鳴らしている。こうした傾向はあくまで集団レベルの統計に過ぎず、個人の性格を特定するものではないからだ。

また、根拠となる研究の多くは小規模な調査に基づいた限定的なものであり、実際の犬選びには住環境やアレルギーといった現実的な事情も大きく影響する。したがって、「大型犬派は支配的」といった決めつけを避けるべきだとしている。

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