トルコの裁判所は、テロリズムやスパイの罪に問われ係争中の米国人アンドリュー・ブランソン牧師について、先週の収監継続決定を撤回し、自宅謹慎措置に変更した。これに伴い、牧師は25日、当局者らに付き添われ、車列を組んで刑務所を出発した。

ブランソン牧師は、トルコに20年以上住んでおり、2016年のクーデター未遂事件を起こしたグループや反政府武装組織のクルド労働者党(PKK)を支援した罪で起訴された。16年10月に拘束され、21カ月にわたり収監されていた。これにより、牧師の釈放を求めていた米国とトルコの間で摩擦が悪化、匿名筋は両国の当局者がこの問題で協議していたと述べた。

国営アナドル通信は、裁判所はこの案件を再検討し、牧師は事実上司法的統制下におかれることから、健康上の理由により自宅移送が可能と決定したと報じた。

牧師の担当弁護士は、自宅に戻っても、牧師は足首に監視装置を装着することが義務付けられ、出国を禁止されると説明した。

牧師は25日、ペンス米副大統領と電話で話し、トランプ大統領と側近に謝意を伝えた。

牧師は無罪を主張しているが、有罪判決が出た場合、最長35年の禁固刑が科される可能性がある。

[イスタンブール 25日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2018トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 世界宗教入門
2026年5月5日/12日号(4月28日発売)は「世界宗教入門」特集。

イラン戦争の背景にある三大一神教を基礎から読み解く[PLUS]宗教学者・加藤喜之教授の「福音派」超解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます