Richard Cowan
[ ワシントン 26日 ロイター] - ヒラリー・クリントン元米国務長官は26日、下院監視委員会に対し、少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の犯罪行為について、共有できる「情報は何もない」と述べた。
クリントン氏は同委に対する声明で、「エプスタイン氏に会った記憶はない。彼の飛行機に乗ったことも、彼の島や自宅、オフィスを訪れたことも一度もない。これについて付け加えることは何もない」とした。
声明は、クリントン氏の同委での非公開証言に合わせて公表された。
クリントン氏は委員会に7時間にわたって出席した後、記者団に対し、同じ質問を繰り返し受けたと述べた。また、調査の進め方でいくつかの提案を行ったとしたが、具体的な内容については明らかにしなかった。
クリントン氏は証言の準備原稿で、下院監視委がエプスタイン氏とトランプ大統領の関係から焦点をそらそうとしていると非難した。また、トランプ政権が国際的な性的人身売買に対する取り組みを担当する国務省の部局を「骨抜きにした」と指摘した。
ビル・クリントン元大統領も27日に証言する予定。
同委員会のカマー委員長(共和、ケンタッキー州選出)はこの日の証言に先立ち、「現時点ではクリントン夫妻が不正行為を行ったと非難する者はいないが、疑問はたくさんある」と述べていた。
カマー氏はクリントン氏の証言後、記者団に対し、トランプ氏に証言を求めない考えを示し、「トランプ大統領はエプスタイン氏について、数千とはいかないまでも数百の質問に答えており、文書公開についても非常に透明性のある対応をしてきたと思う」と述べた。