[サンフランシスコ 24日 ロイター] - 米新興企業アンソロピックは24日、自社の人工知能(AI)エージェント「クロード・コワーク」と外部の主要ソフトウ⁠エアを連携させて顧客の業務効率化を進める新たなプラグイン(追加サービス)を公表した。

これにより金融分野でのディールの検証やポートフォリオ分析、人事分野での評価資料作成といった形での業務⁠支援が可能になる。

新プラグインの開発パートナーにはLSEG、ファクトセット、セールスフォースのス⁠ラック、ドキュサインなどが名を連ねている。

ロイターやRBCウエルス・マネジメントを傘下に置くトムソン・ロイターを含めたさまざまな企業は、アンソロピックによって稼働するAIエージェントを利用できる。

この発表を受けてセールスフォース、ファクトセット、ドキュ⁠サインの株価が軒並み上昇。投資家はソフトウエア株底入れの兆しを改めて探っている。

先月には、アンソ⁠ロピ⁠ックが新たな法務ツールを公表したことをきっかけに、幅広いソフトウエアがAIに代替されるとの懸念から関連銘柄が世界的な売りを浴びた。

しかしアンソロピックの法人向け製品責任者を務めるスコット・ホワイト氏は、クロードにとってのゴールは顧客に取って代わるこ⁠とではなく、より良い成果を提供することだと強調。「これはあらゆる作業フローを独占しようとする製品ではない。われわれが提供するのはインフラとインテリジェンスで、パートナーや顧客が自らのビジネス知識や専門性、構築してきた信頼関係、そして顧客をこの方程式(枠組み)に持ち込めるようにしている」と語った。

ノース・スター・インベストメ⁠ント・マネジメント(シカゴ)のエリック・キュービー最高投資責任者(CIO)は「企業がアンソロピックと提携する動きを前向きに捉えている。これが議論の次の段階になるかもしれない」と指摘。「議論は『破壊的変化』から『具体的な活用事例』『ビジネスへの利益』へと移行する可能性がある」と語った。

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