David Ljunggren

[オタワ 18日 ロイター] - カナダのカーニー首相は18日、最大野党保守党のマット・ジェネルー下院⁠議員が与党自由党に移籍したと発表した。

これで下院における自由党の議席は169となり、過半数の172まであと3議席に近づいた。近く実施される計3つの⁠補欠選挙で全勝すれば、政権の安定的な運営を目指すカーニー氏にとって⁠待望の過半数議席を獲得できる。

昨年4月の選挙で少数派与党になることを強いられたカーニー政権は、予算などの重要法案可決に向けて野党の支援が不可欠で、審議の遅れにつながる面もあった⁠。

カーニー氏は、トランプ米政権の通商措置により実効性のある対応をする⁠には⁠過半数議席が必要だと訴えてきた。

ジェネルー氏は声明で、カナダの繁栄と主権にかかる「未曾有の重圧」への対処を手助けしたかったと心情を明かした。

カーニー氏はXへの投稿で「世界は変わり、カナ⁠ダもそれに応じて変わらなければならない。今こそ一致団結し、より力強い未来を築いていく」と述べた。

3つの補欠選挙のうち2つの地区は自由党の強固な地盤なので勝利はほぼ確実だが、残る1つは比較的接戦が予想されている。

一方、ジェネルー氏を含めてここ数カ月で⁠3人の議員が離反した保守党は、ポワリエーブル党首への風当たりが強まりそうだ。

ポワリエーブル氏はXで、カーニー氏が「汚い密室取引」を通じて昨年の選挙結果で得た民意を覆す形で多数派を奪い取ろうとしていると非難した。

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