Steven Scheer
[テルアビブ 16日 ロイター] - イスラエル中央統計局が16日発表した2025年の国内総生産(GDP)は前年比3.1%増加し、24年の1%から伸びが加速した。パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの停戦が維持される限り、成長率はさらに加速する見通しだ。
25年は投資が7.1%増、輸出が5.9%増となり、GDPの伸びをけん引した。個人消費も小幅に増加した。エコノミストは、2年間に及んだガザ戦争中の巨額の国家支出、特に防衛費が経済をさらに押し上げたと指摘した。
ミズラヒ・テファホット銀行のチーフストラテジスト、ヨニー・ファニング氏は「経済は回復している。26年第1・四半期の兆候も良好で、貿易収支データなどからもそれが読み取れる。したがって、回復の継続に向けた基盤が整ったと考えている」と述べた。
25年の成長率は、経済協力開発機構(OECD)平均の1.7%、米国の2%を上回った。イスラエル中央銀行の予測(2.8%)も上回った。同中銀は今年の成長率が5.2%に加速すると予想している。
25年の一人当たり成長率は1.7%だった。
25年第4・四半期のGDPは年率換算で前期比4.0%増となった。10月の停戦を受けて輸出が33%急増したことが要因。
ロイターがまとめたエコノミストの予想は2.6%増だった。
第3・四半期GDPは年率換算で前期比12.7%増に改定された。