John Irish Andrew Gray

[ミュンヘン 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)⁠は15日、EU各国政府はウクライナに加盟の時期を提示する準備が整っていないとの見方を示した。

ウクライナのゼレンスキー大⁠統領は14日、ロシアとの最終的な和平合意に向けた安全の保⁠証の一環として、EU加盟の日程が必要だと改めて述べた。

カラス氏はミュンヘン安全保障会議のパネルで「私の感触では加盟各国は具体的な日程を示す準備が整っ⁠ていない」とし、「やるべきことはまだ多い」と述べた。

外交筋⁠によ⁠ると、米国とウクライナ、EUの間で協議された20項目の和平計画には、戦争終結後のウクライナの経済的繁栄を確保する措置として2027年のEU加盟が盛り込まれている。

⁠しかし、多くのEU加盟国政府はこの日程や他のあらかじめ決められた日程は完全に非現実的だと考えている。EU加盟は実績に基づくプロセスで、申請国の法律がEU基準に適合する進展があった場合にのみ前進するためだ。

ラトビ⁠アのリンケービッチ大統領も「確かにわれわれはウクライナをEUに必要としている。しかし多くの国家元首との会話では、具体的な日程を受け入れる準備が整っていないと感じる」と述べた。

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