[ワシントン 11日 ロイター] - 米議会下院の司法委員会は11日、性的人身売買で起訴され自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する文書について公聴会を開き、議員らは司法省が事件に関与した人物の名前を隠しているとしてボンディ長官を厳しく追及した。 同省はエプスタイン氏に関する資料を公開したものの、議員からは大幅な編集により開示を控えていると問題視する声が上がっている。同省は法的特権を理由に、大量の資料公開を拒否している。
文書公開を主導した多数派共和党のトーマス・マッシー議員は、富豪レスリー・ウェクスナー氏の名前が黒塗りされた理由を問いただし、司法省が文書公開を義務付けた法律を順守していないのは「ひどい不履行だ」と非難した。
ウェクスナー氏は女性下着ブランド「ビクトリアズ・シークレット」の親会社Lブランズ創業者で、1980年代からエプスタイン氏を個人的な資産マネジャーとして雇っていたが、同氏が最初に刑事告訴された後、2007年ごろに関係を断ったとしている。
また、民主党のプラミラ・ジャヤパル議員はボンディ長官に対し、公聴会の傍聴席に並んでいたエプスタイン氏の被害者らに謝罪するよう要求。ボンディ長官はこれに対し、バイデン前政権下で前任の司法長官には同様の質問をしなかった理由を尋ねた上で、「芝居じみた非難には屈しない」と反論した。 さらに、民主党がトランプ大統領1期目の弾劾手続きを進めたことを謝罪すべきだとしたほか、米株高などに言及し、トランプ氏の大統領としての手腕を称賛した。 このほか、民主党のジェイミー・ラスキン議員も、ボンディ氏がエプスタイン氏と交友があったとみられる関係者を「恥辱と屈辱」から守ろうとしていると非難。「司法長官として加害者の味方をし、被害者を無視している」と批判した。