[北京 11日 ロイター] - 中国国家統計局が11日発表した1月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率が鈍⁠化した一方、生産者物価指数(PPI)は2カ月連続で下落率が縮小した。ただ、PPIは依然としてデフレ基調が続いている。PPIデフレは企業の収益を圧迫しており、当局には需要喚起⁠と経済不均衡是正への対応圧力がかかる。

キャピタル・エコノミクスの中国担当エコ⁠ノミスト、黄子春氏は「需要と供給の不均衡は今後も続く見込みで、中国のデフレ圧力がすぐに弱まるとは考えにくい」と述べた。

CPIは前年同月比0.2%上昇し、昨年12月の0.8%上昇から伸びが鈍化した。ロイターがまとめた市⁠場予想(0.4%上昇)を下回った。

前月比でも0.2%上昇。12月の伸び率と一致したが、こ⁠ちら⁠も市場予想(0.3%上昇)を下回った。

PPIは前年比1.4%下落。12月は1.9%下落、市場予想は1.5%下落だった。

CPIの前年比上昇率の鈍化について、国家統計局は前年同月が高水準だったベース効果とエネルギー価格の大幅下落が要因と説明した⁠。

食品価格は豚肉と卵の価格下落により0.7%下落したが、生鮮野菜と果物はともに上昇した。サービス価格は前年比0.1%の小幅上昇となった。

昨年1月は、下旬に始まった春節(旧正月)休暇が食品やサービス価格を押し上げた。今年の春節休暇は2月中旬に始まる。

食品と燃料を除外したコアCPIは、前年比上昇率⁠が0.8%で12月の1.2%から低下した。

統計局は一部のセクターにおける生産能力管理によって需給構造が改善したと指摘し、非金属鉱物製品と鉄製錬・圧延の下落幅が縮小したことに言及した。非鉄金属採掘の価格は22.7%上昇した一方、石油・ガス採掘は16.7%下落した。

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