Michael ‍S. Derby

[10日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は10日、米経済の先行きを慎重ながらも楽観視しているとし、連邦準備理事会(FRB)は年内に金利設定を緊急的に変更する必要はないとの考えを示した。

ハマック総裁はオハイオ州の銀行協会向けの講演で、FRBの現在の政策金利は景気を刺激も冷やしもしない「中立金利 」近辺にあるとし、「現行水準を維持し、情勢を見極める態勢にある」と指摘。当面の経済見通しを踏まえると、FRBは政策金利を「かなりの期間」にわたり現行水準に維持する可能性があると述べた。  

その上で「政策金利を細かく調整しようとするよりも、これまでに⁠実施された利下げの効果を見極め、経済がどの‍ように推移していくか注視しながら、忍耐強く待つ方が望ましい」と語った。

米経済については、見通しは明るいものの、インフレ率はなお「高すぎる」と指摘。‍今年はインフレ率が3%前後にとどまるリ‍スクがあるとし、物価圧力の緩和が重要‍になるとの考えを示した。

労働市場については、現在は一定の安定がみられていると指摘。「多くの企業が積極的に採用を増やしていないものの、大量解雇も行っていない⁠『低採用・低解雇』の環境にあることが、公式統計と企業の聞き取り調査の双方⁠で示されている」と述べ‍た。

FRBは昨年9月から12月にかけて3会合連続で0.25%ポイントの利下げを決定した後、1月27─28日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置くと決定した。

ハマック総裁は今年のFOMCで投票権を持っている。

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