[ミラノ 6日 ロイター] - イタリアのメローニ首相は6日、ミラノ・コルティナ冬季五輪開幕に先立ち、開会式に出席するため当地を訪問中のバンス米副大統領と会談した。ミラノでは米移民・税関捜査局(ICE)捜査官のイタリアへの派遣に反対する抗議デモが発生し、緊張が高まっているものの、両氏は二国間の結束を再確認した。
会談にはルビオ米国務長官も出席した。
イタリアのANSA通信によると、メローニ首相は両氏を出迎えた後、「五輪開会式のための訪問だが、二国間関係について話し合う機会でもある」と述べた。その上で「両国は常に非常に重要な関係を維持してきた」とし、多岐にわたる分野で協力を強化し、国際問題への対応にもともに取り組んでいると強調した。
バンス副大統領も「われわれは素晴らしい関係と多くの経済上のつながり、そしてパートナーシップを築いている」とし、「オリンピック精神の下、競技はルールに基づいて行われる。価値観を共有することは良いことで、多くのトピックについて非常に建設的な意見交換ができるだろう」と述べた。
こうした中、ICE捜査官が米国選手団や関係者の警備や他の警備活動を支援するという報道を受け、ミラノではICE派遣や五輪開催に反対する抗議デモが行われた。ICEを巡っては、米中西部ミネソタ州で先月、捜査官が市民2人を射殺する事件が発生している。デモ参加者は「ICEは出ていけ」などのスローガンを掲げ、バンス副大統領とルビオ国務長官に帰国するよう訴えた。