Clara ‍Denina Pratima Desai

[ロンドン 5日 ロイター] - 英豪資源大手リオティントは5日、スイス同業グレンコアとの合併協議打ち切りを発表した。

両社は1月に合併を協議していると表明。統合が実現すれば、時価総額が2000億ドルを超える鉱業セクターで世界最大級の企業が誕生するとみられていた。背景には、グレンコアが有する大規模な銅資産を足かがりに成長拡大を図る狙いがあった。銅はエネルギー移行に伴って世界的に需要が高まっている。

しかしリオティントは、両社が株主に十分な価値を提供できる合意に達することができなかったと説明した。

今回の協議以前に、2024年終盤にはグレンコアの打診で交渉が行われ、決裂した経緯がある。またリオティントは14年にもグレンコアから合併を持ちかけられたが、株主にとって最善の選択ではないとして拒否していた。

た⁠だ過去2回と異なり、関係者によると直近の話し合いは「こ‍れまでで初めて非常に真剣かつ徹底したデューディリジェンス(資産の精査)」まで踏み込んだという。

それでもグレンコアは声明で「提案された買収は当社の見解を反映しておらず、長期的なサイクルを通じ‍た相対的価値、特に当社の銅事業とその主要な成長‍パイプラインを適切に評価していない」と結論付け‍た。

HSBCのアナリストは平均30%のプレミアムを想定しており、リオティントの提示価格は1株あたり5.35ポンドとなる見込みで、これによりグレンコア株主は合併後の新会社の38%を保有することになるはずだった。

別の関⁠係者の話では、グレンコアは自社の株主が新会社の40%を保有することを望んでいて「グレンコアにとっ⁠て十分なプレミアムではなかった‍」という。

両社は、提示された条件や折り合わなかった条件について明らかにしていない。

ジェフリーズのアナリスト、クリストファー・ラフェミナ氏は「両社が将来的に再交渉する可能性はあるが、それはわれわれの基本シナリオではない」と述べ、今後はリオティントが単独路線を進む可能性が高いと付け加えた。

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