Daniel Wiessner
[4日 ロイター] - 米雇用機会均等委員会(EEOC)は4日、米スポーツ用品大手ナイキが多様性政策を通じて白人を差別した疑いで調査中だと発表した。
EEOCは、ナイキが人種構成や育成プログラム対象者名簿などの情報提供を求める召喚状への応答を拒否していると説明。ナイキが意図的に白人従業員や求職者を差別したかを調査しているとした。
ナイキの広報担当者はEEOCの発表について「驚くべき異例のエスカレーションだ」と指摘。同社は委員会の調査に協力しており、数千ページに及ぶ情報を提供済みだと述べた。また、同社は公正かつ合法的な雇用慣行を守っていると話した。
トランプ政権は政府機関、民間企業、高等教育機関に至るまで多様性・公平性・包括性(DEI)政策を根絶する取り組みを進めている。
EEOCのアンドレア・ルーカス委員長はこれまで、多くの職場の多様性プログラムは違法の可能性があると発言。人種や性別、宗教などに基づく差別を禁じた法に違反した企業を調査し、場合によっては訴訟を起こす方針を示していた。
ルーカス氏は昨年、トランプ大統領によって委員長に任命された。