Miho ‍Uranaka

[東京 4日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループが4日に発表した2025年10ー12月期の連結純利益は前年同期比6%増の5206億円だった。4-12月期累計の純利益は同3.7%増の1兆8135億円。 国内金利の上昇を背景に、企業向け貸し出しを中心とする利ざやが拡大し、資金利益が増加した。

LBO(レバレッジド・バイアウト)を含め、顧客の資金需要は堅調に推移している。国内貸出金残高は25年3月末比で2.6兆円増加した。 昨年度に低採算の債券の入れ替えをしたことも貢献したほか、出資する米モルガン・スタンレーの好調な業績も利益を押し上げた。

通期予想に対する進捗率は86.4%となったが、金融市場や地政学リスクなど不透明感⁠があるとして通期計画は、従来予想の前年比12.7%増‍の2兆1000億円を維持した。財務企画部の原隆行CFO(最高財務責任者)室長によると、昨年12月の日銀利上げの恩恵で250億円上振れ余地があるという。

グループ中核の三菱UFJ銀‍行は、12月末時点で約27兆円の国債を保有‍する債券市場の主要プレーヤーだ。原氏は‍、10年を超える超長期債は30年債を含め残高を減らしてきていたが、中間期以降は長期金利が上昇局面に入る前に、10年債についてもリスクを引き下げたと説明。その結果、ヘッ⁠ジポジション等勘案後の評価損は約3000億円にとどまったという。

今後は金利上昇のピ⁠ークを見極めながら、ポジ‍ションを段階的に拡大し、元の水準へ復元していく方針として、評価損益と単年度収益のバランスを取りながら慎重にリスク量の復元を進める考えを示した。

IBESがまとめたアナリスト15人のコンセンサス予想では、26年3月期通期の連結純利益の平均値は2兆1383億円。

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