Ananda ‍Teresia Ankur Banerjee

[ジャカルタ/シンガポール 30日 ロイター] - インドネシアのアイルランガ経済担当調整相は30日、金融市場の透明性向上と企業統治(ガバナンス)の改善に取り組む方針を示した。

政府系ファンド「ダナンタラ・インドネシア」事務所前で記者団に対し、株式市場の運営において必要な改革を導入する方針を堅持していると改めて表明した。

「この状況を受け、政府は国家の安定性と信頼性、ひいては資本市場の信頼性を維持する決意だ。そのためにいくつかの戦略的措置を講じる」と述べた。

これらの措置には、IDX(インドネシア証券取引所)の株式会社化計画への注力強化や、金融規制当局が前日発表した上場企業に義務付ける浮動株比率を⁠15%へと2倍に引き上げることなどが含まれると説明‍した。年金基金と保険会社に対し、資本市場へのエクスポージャーを現在の利用可能資本の8%から20%まで引き上げることも容認する。

アイルランガ氏は「政府は良好な統治と透明‍性を維持することで、全ての投資家の保護‍を保証する」と語った。インドネシア経済の‍ファンダメンタルズは依然健全だとも述べた。

インドネシア株式市場は、株価指数算出会社MSCIが同国をフロンティア市場に格下げする可能性を表明したことを受けて急落し、時価総額800⁠億ドル以上が消失した。

インドネシア証券取引所のイマン・ラフマン最高経営責任者(⁠CEO)は30日、市場混乱の責任‍を取るとして辞任を表明した。

金融サービス庁(OJK)高官は、改革推進でOJKが主導的役割を果たし、5月までにMSCIの懸念解決を目指すと述べた。

OJKで資本市場を監督するイナルノ・ジャジャディ氏は、投資判断に際して「投資家は冷静かつ合理的に行動するよう」呼びかけた。

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