Gayatri Suroyo Stefanno Sulaiman
[ジャカルタ 21日 ロイター] - インドネシア中央銀行は21日、市場予想通り主要政策金利を据え置いた。現在の金利水準が経済成長を支えると表明。前日に最安値を更新したルピアの安定を目指す目標とも整合的だと述べた。
7日物リバースレポ金利を4.75%に据え置いた。昨年9月以降、据え置いている。翌日物の預金金利と貸出金利も、それぞれ3.75%、5.50%で据え置いた。
中銀は2024年9月から25年9月までに計1.50%の利下げを実施していた。
中銀のペリー・ワルジヨ総裁は会見で「現在の焦点」が引き続きルピアの安定にあると発言。ルピア防衛へ大幅な介入をちゅうちょしないと強調し、「良好な経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)に支えられながら、ルピア相場を高めに誘導していく」と述べた。
一方で、今年のインフレ率が低水準にとどまる見通しで、利下げを再開する余地はあるとの認識も示した。
金利決定後、ルピアは小幅に上昇した。
ルピアは今年、財政赤字拡大への懸念や中銀に対する政治介入への警戒感から下落圧力が強まっている。
インドネシアのプラボウォ大統領が中央銀行理事会メンバーに自身のおいを指名。投資家の間では中銀の独立性を巡る懸念が強まった。
ワルジヨ氏は「われわれは引き続き、政策決定プロセスが強力なガバナンスの下でプロフェッショナルに行われることを保証する」と語った。
キャピタル・エコノミクスの新興国市場担当副チーフエコノミスト、ジェイソン・トゥベイ氏は「金利据え置き決定はインドネシア中銀が金融緩和を求める政治的圧力に屈しているという懸念を和らげ、ひいては通貨の下支えとなるだろう」と話した。
中銀は今年の経済成長率予測を4.9─5.7%で維持した。25年は4.7─5.5%の見込み。