コーヒーのフリーサービスからランチは平壌冷麺に大行列

ツイッターやインスタグラムには「#평양냉면 」というハッシュタグで冷麺を食べに来たという投稿がアップされた
  こうした首脳会談そのものへの関心だけではなく、南北会談記念セールや夜に予定されている晩餐会のメニューにちなんだ食材などの便乗商法も目立った。

文在寅大統領が幼少期を過ごした釜山にあるロッテデパートでは「首脳会談の晩餐メニューにマトウダイがとりあげられて、お客様の関心が高まっています。これを機にマトウダイの広報を拡大しています」と晩餐会に出される釜山産のマトウダイ焼きを宣伝している。

また釜山中区にあるカフェでは27日はアメリカンコーヒー1杯を無料で提供している。カフェのオーナーは「歴史的な日を記念するためにこのようなイベントを準備した。コーヒーは、南アメリカと北アメリカを結び位置になるパナマ産の豆を用意して、南北和解の意味を込めました」と話した。

こうした首脳会談にちなんだ食に関する話題で一番ネットを賑わせたのが平壌冷麺だ。

平和の象徴は鳩ではなく平壌冷麺!

首脳会談の冒頭で金国務委員長は「今日は苦労して平壌から平壌冷麺を持ってきました。遠くから持ってきた、いや遠くと言ってはまずかったかな?」と隣りにいる妹の金与正党第1副部長に話しかけてその場を笑わせた場面があった。

この言葉どおり、今回の首脳会談には北朝鮮にある名店玉流館の料理人が随行。店で使っている製麺機を板門店の北朝鮮側施設に持ち込み、晩餐会直前に麺を打って届けることになっていた。

このためツイッターのリアルタイムのトレンドキーワード1位に「平壌冷麺」が入り、平壌冷麺について触れたツイートは5万件以上に達した。ネットでは「こうなったら平和の象徴は鳩ではなくて平壌冷麺だ」「首脳会談が終わっても平壌冷麺のポップアップストアを運営して欲しい」といった声が出ていた。

またソウル市内をはじめ全国の平壌冷麺専門店はどこも首脳会談にちなんでランチに平壌冷麺を食べようとする市民でごった返した。店によっては予想外の混雑で品切れになったところもあった。ソウル市内麻浦区にある平壌冷麺専門店でも店の前から隣の店を過ぎて横の路地まで行列が伸びた。

職場の仲間と一緒に訪れたというチョン・ヒョンジュン氏は「冷麺はそれほど好きというわけではないので普段は食べないですが、首脳会談を見ていてきました。今も首脳会談のニュースを見ながら冷麺を食べています。そのせいでより美味しく感じられるようです」と話した。

この平壌冷麺専門店には、文在寅政権の閣僚20人あまりも訪れている。ノ・フェチャン正義党院内代表は「歴史的な瞬間で3度目の出会いだが、もっとも大きな出会いとなってさまざまな問題がツルツルと解けていくことを望んでいる。会談が成功することを祈ってやってきた」と語った。

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