とはいうものの、実際にフェイスブックを削除しようとすると、なかなか難しい。前述の調査によると、フェイスブックを使う理由として約半数の人が、違う地域に住む家族や友人と連絡を取り合うためや、疎遠になってしまった人との関係を続けるためだと回答。「暇つぶし」との理由(20%)を大きく上回っていたのだ。

利用時、注意すべきこと

家族や友達と繋がるための手段だから、という実用的な理由の他にも、フェイスブックのアカウントをなかなか削除できない心理的な理由もあるようだ。

学術ニュースサイト「ザ・カンバセーション」は、フェイスブックのアカウント削除がなぜこうも難しいのか、心理的な側面から検証している。

投稿へのコメントや「いいね」といった少ない労力で友情を活気づけられること、リアル社会では難しい「理想の自分の演出」が可能なこと、他の人が何をしているのか知りたい欲求を満たせること、意見を表明して承認してもらえること、などだ。

さまざまな理由から、今回の騒動があってもフェイスブックを使い続けたいと考える人も少なくないだろう。英紙インディペンデントの姉妹サイトIndy100は、利用を続けるなら次の12点は削除した方がいいと助言している。

1) 電話番号

2) 誕生日

3) ほとんどの友達(オックスフォード大学の心理学教授によると、人が維持できる人間関係は約150人であるため、不要な人は削除した方がSNS上でより健全なやり取りを楽しめる)

4) 子供や家族の写真

5) 子供が通っている学校の情報

6) 位置情報サービス

7) 自分の上司(SNSはリラックスする場であるし、仕事の愚痴を書くことを考えると削除した方が望ましい)

8) 自分の居場所のタグ付け

9) 休暇へ行く時期と場所(SNSに旅先を投稿して留守中に空き巣に入られたら、英国では保険金が下りないとのこと)

10) 交際ステータス

11) クレジッドカード情報

12) 搭乗券(搭乗券に記載のバーコードやQRコードから搭乗者の個人情報が分かる可能性あり)

7番など個人の主観によって異なるものもあるが、多くは同意できるものではないかと思う。もう一度、自分のフェイスブック・アカウントの設定を見直してはいかがだろうか。