[ハイデラバード 7日 ロイター] - インドでは肥満症治療薬の需要が急増し、米製薬大手イーライリリーとデンマーク同業ノボノルディスクが市場シェアを争っていることが調査会社ファーマラックが7日発表したデータで分かった。

イーライリリーの肥満症治療薬「マンジャロ」は今年3月に発売され、5月から6月にかけて販売量が倍増し8万7986単位に達した。売上高は2億6000万ルピー(303万ドル)。3─5月の販売量は8万1570単位。

一方、ノボノルディスクの同治療薬「ウゴービ」の販売量は6月下旬の導入以来、1788単位となった。

医学誌ランセットの調査によると、人口が世界最多のインドは肥満症と糖尿病の発症率が上昇している上、肥満率の高さが世界第3位。同国の肥満症薬市場は2021年以降5倍に拡大し、62億8000万ルピー規模となった。

ウゴービの有効成分「セマグルチド」はインドで3分の2の市場シェアを占める一方、マンジャロの有効成分「チルゼパチド」の市場シェアは8%。

ノボノルディスクは22年からインドで糖尿病用セマグルチドの経口薬を販売している。

セマグルチドはインドで26年に特許保護が失効する。ジェネリック(後発薬)メーカーはウゴービの安価なジェネリック版の開発による市場シェア獲得を目指しており、インドが主戦場となる。

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