[16日 ロイター] - 米ニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営し、NYSEに上場しているインターコンチネンタル取引所(ICE)は16日、傘下のNYSEテキサス(南部テキサス州)に重複上場すると発表した。重複上場は17日付で、主要市場としてNYSEへの上場も維持する。

企業寄りの政策や低い税率にひきつけられた主要企業が集まっているテキサスでの事業基盤強化や、来年設立される予定の「テキサス証券取引所」に対抗するのが狙いだ。

NYSEテキサスは今年3月に営業を正式に始めた。ICEによると、既に最初の3カ月間で油田サービスのハリバートンや、トランプ大統領が設立したトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)など10社が重複上場している。

オッペンハイマーのアナリスト、オーウェン・ロー氏は「NYSEテキサスは、上場先として規模を拡大することでテキサス(経済)を後押しする勢いが増しているのは明らかだ。主要競争者の間で先頭に立っている」と指摘した。

NYSEのリン・マーチン社長は今月、NYSEテキサスはさらに2桁の重複上場候補を抱えていると明かした。

ただロー氏は「(企業には)テキサスとニューヨークに重複上場しようという意欲はあるが、テキサスだけの上場を企業に求めるのはなお難しい。そうすることでどれだけ多くの追加的な価値が得られるか見えないからだ」と述べた。

ICEは、17日付でNYSEテキサスにも上場するとしている。

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