David French
[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が反発した。序盤の大幅安から切り返し、トランプ政権の関税導入計画に翻弄(ほんろう)された3月を上昇して終える形となった。
一方、投資家が企業の人工知能(AI)投資計画を懸念したため、ハイテク株は弱含みとなり、半導体大手エヌビディアやマイクロソフトが下落した。ハイテク株の多いナスダック総合株価指数は続落した。
トランプ大統領は30日、4月2日に発表する予定の相互関税について、全ての国を対象とすると述べた。
トランプ氏はすでにアルミニウム、鉄鋼、自動車に関税をかけ、中国製品の関税を引き上げている。
この日は金融株がS&P総合500種の上昇に貢献した。クレジットカード大手ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズと米銀キャピタル・ワンはそれぞれ7.5%、3.3%上昇。規制当局が両社の合併を最終的に承認するとの見方が背景。
S&P主要セクターでは、主要消費財が1.6%高と上げを主導した。エネルギーも原油価格高を受けて上昇した。
トランプ政権の経済政策を巡る不透明感を背景に、S&Pとナスダックは四半期では2022年以来最悪のパフォーマンスとなった。
トランプ氏が一連の新たな関税を発動する中、両指数は月間でも22年12月以来最大の下落率を記録した。
四半期の下落率はS&Pが4.6%、ナスダックは10.5%だった。ダウも1.3%下落した。
LPLファイナンシャルのチーフ・テクニカル・ストラテジスト、アダム・ターンクイスト氏は「第1・四半期は取引が難しく状況で、投資家は多かれ少なかれ、さじを投げていた」と語った。
23年と24年の強気相場をけん引したマグニフィセント・セブン(超大型ハイテク7銘柄)がこの四半期に売り込まれ、相場の重しとなった。
電気自動車(EV)大手テスラは第1・四半期に36%近く、エヌビディアは20%近く、それぞれ下落した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42001.76 +417.86 +1.00 41382.52 42147.38 41148.13
前営業日終値 41583.90
ナスダック総合 17299.29 -23.70 -0.14 17045.44 17334.98 16854.37
前営業日終値 17322.99
S&P総合500種 5611.85 +30.91 +0.55 5527.91 5627.56 5488.73
前営業日終値 5580.94
ダウ輸送株20種 14746.16 +153.55 +1.05
ダウ公共株15種 1024.05 +12.64 +1.25
フィラデルフィア半導体 4270.43 -14.48 -0.34
VIX指数 22.28 +0.63 +2.91
S&P一般消費財 1575.40 -2.84 -0.18
S&P素材 541.98 +5.72 +1.07
S&P工業 1109.72 +7.03 +0.64
S&P主要消費財 892.71 +14.32 +1.63
S&P金融 829.46 +10.26 +1.25
S&P不動産 262.90 +2.29 +0.88
S&Pエネルギー 715.75 +7.60 +1.07
S&Pヘルスケア 1702.26 +15.20 +0.90
S&P通信サービス 319.75 +0.76 +0.24
S&P情報技術 4019.98 +1.18 +0.03
S&P公益事業 400.81 +4.22 +1.07
NYSE出来高 15.27億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 36130 + 410 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 36045 + 325 大阪比