Andy Bruce William Schomberg

[ロンドン 26日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が26日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比上昇率が2.8%となり、予想以上に鈍化した。

1月は3.0%上昇。ロイターがまとめたエコノミスト調査では、2.9%の上昇が予想されていた。イングランド銀行(英中央銀行)は2月上旬に発表した見通しで2.8%の伸びを予想していた。

衣料品と履物の価格が3年以上ぶりに下落したことがCPIの鈍化につながった。

ポンドは対ドルで0.3セント以上下落した。2年物英国債利回りは7ベーシスポイント(bp)近く低下し、1日の下げ幅としては約2カ月ぶりの大きさとなっている。

ただエコノミストは、エネルギー価格の上昇が今後、インフレ率を再び押し上げるとの見方を示している。

会計士団体ICAEWのエコノミクスディレクター、スレン・ティル氏は「目先の顕著な物価上昇が既に織り込まれているため、2月の鈍化は偽りの夜明けと言えそうだ。来月のエネルギー代と国民保険料の急上昇により、インフレ率は早晩4%に近づく可能性がある」と述べた。

英中銀は物価上昇圧力に引き続き警戒しているとし「5月の緩和可能性は残るが、利下げに踏み切る前に、4月の大幅な企業コスト上昇と春季財政報告で発表される措置の影響を見極めたいだろう」と述べた。

アバディーンの副チーフエコノミスト、ルーク・バーソロミュー氏は、今回のCPIは英中銀に安心感をもたらすとの見方を示した。

「今回のデータはインフレ見通しを根本的に変えるものではないが、5月の追加利下げへの道筋を明確にするはずだ」と述べた。

INGのエコノミスト、ジェームズ・スミス氏は、サービス業のインフレ率上昇の兆しが見られるが、第2・四半期には下がると予想。「英中銀は今年さらに3回の利下げを実施する見通しだ」と述べた。

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