オーストリア国民議会(下院)選挙の投票が15日、行われた。難民・移民の受け入れ厳格化を訴える中道右派の国民党の第1党躍進がほぼ確実となった。ただ、過半数には足らず、議席を大きく増やした極右・自由党と連立を組む可能性が高いとみられる。

次期首相には、国民党を率いるクルツ外相が就任する見通しとなった。

中東などから難民が欧州に押し寄せるなか、難民受け入れに否定的な国民党と自由党が2013年に行われた前回選挙から議席を大きく伸ばした。

クルツ氏は歓声を上げる支持者を前に「不可能を可能にした。あなた方のコミットとこの歴史的な成功に感謝する」と述べた。

ケルン首相の下、オーストリア経済は6年ぶり高成長を達成する勢いで、失業率も低下している。ただ、有権者の支持は、クルツ氏が訴える反移民・難民政策に集まった。

調査会社SORA予測によると、国民党の得票率は31.6%。ケルン氏の社会民主党は26.9%、自由党は26.0%。

クルツ氏は、16日に集計される郵便投票の結果を待つとし、連立相手には言及しなかった。

[ウィーン 15日 ロイター]
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