今年の式典は滞りなく運んだ。ただ、まだ主役がいることを忘れてはいけない。ここでもジョージ王子とシャーロット王女に熱い視線が注がれた。2人は宮殿上空の戦闘機の祝賀飛行に夢中だったよう。

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祝賀飛行を見つめるジョージ王子とシャーロット王女 Toby Melville-REUTERS

「英国の真価が問われている」

今年のエリザベス女王のスピーチは、歌手アリアナ・グランデのコンサート会場での自爆テロ、3月から相次いだテロ、14日に発生した高層マンション「グレンフェル・タワー」の火災を受けての異例の声明となった。一分間の黙とうも行われた。


(鎮火後のグレンフェル・タワー)

「今日は祝賀の日ですが、今年は国全体が非常に重苦しい雰囲気に包まれていています。このような悲劇に直面したすべての人へ国をあげてお悔やみを申し上げます。逆境に直面しながらも毅然とするのです、イギリスの真価が問われています。」

式典の前日、エリザベス女王はウィリアム王子とともに、グレンフェル・タワーの火災で家を失った人の避難所となっている「ウェストウェイ・スポーツセンター」を慰問。当時、救助に当たった消防士の対応を讃え、励ました。

エリザベス女王の異例の声明は多くのメディアで報じられた。91歳の高齢となりながらも、国民を思いやる女王の行動と言葉は逆境のイギリスに強く響いたようだ。

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