あなたのまわりで、金銭トラブルを起こした人って、明るい性格の人が多くありません? 人づきあいがよくて、前向きな感じで。おそらくその人の明るさを支えていたのは「どうにかなる」という言葉だったのでしょう。

「どうにかなる」と思う人をますますダメにするのが、キャッシング。特にリボ払い。私も、個人の借金が500万円近くになったときに利用しましたが、最初は本当に便利です。借りるのも簡単だし、リボ払いにすれば月々1万円といった感じで、精神的プレッシャーもあまり感じません。

 でも、このカードによるキャッシングで「どうにかなる」と思っていたら、ある日来るんです。カードをいつものように入れてキャッシング。すると、「これ以上借りられない」との知らせが。あわてて、別のカードでキャッシング。もうこうなったら、よほどのことでもしない限り返せないでしょう。

「どうにかなる」の積み重ねの結果はとても恐ろしいことになります。

 では、お金持ちになる人はどのように考えるのでしょう。

 たとえば、生活費が足りなくなりそうなときに、飲みに誘われたとします。断っていい、いつでも飲める相手なら断る。有意義でこの機会は飲みに行くべきだとしたら、飲みに行くが、その他の生活費を給料日まで思いっきり削るなどの努力をして、無駄な借金を可能な限り避けます。友人に借りたとしてもすぐに返済。翌月には通常の家計に戻します。

 そこにある言葉は「どうにかなる」ではなく「どうにかする」です。「な」と「す」、たった一文字の違いですが、そこには大きな違いがあり、その後の行動に違いを生むのです。

 どうにかなる → 金銭のことを他に任せる → 貧乏の坂を転げる

 どうにかする → 金銭のことは自分で解決 → 金持ちのステップを上がる

 お金のことに関しては、この「どうにかする」気持ちが大切です。人生、誰もが大きなこと、小さなこと、必ずお金に関するトラブルやピンチに見舞われます。そのときに、自分で解決する道を考える「どうにかする」という気持ちが運を切り開きます。「どうにかする」という行動の先にこそピンチのときに「どうにかなる」という形で、神様が助けてくれるのです。

 最初から、「どうにかなる」とお金を気軽に借りる人には、神様は降りてきません。本当に「どうにもならなくなる」のは目に見えています。

 私も、お金を安易に借りて「どうにかなる」と解決を先延ばしにしていたときは、言葉では「どうにかなる」と言いながらも、心の中は不安でいっぱいでした。でも、これ以上借金できなくなって、「どうにかする。自分が解決する」と決めたときから、自分の運命は良くなってきました。「どうにかなる」で増えた借金を「どうにかする」で返済し、お金が入るシステムを手に入れることができたのです。


「どうにかなる」ではどうにもならない。お金は「どうにかする」で寄ってきます

※第5回:家族との「仲」より「距離」を大切にする人が幸せになれる


『貧乏は必ず治る。』

 桜川真一 著

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