シリア内戦の激戦地である北部アレッポで、反体制派が支配する市の東部から27日以降に住民約2万人が脱出した。赤十字国際委員会(ICRC)が29日明らかにした。

 ICRCは、病人や負傷者を避難を受け入れる用意ができているとしているほか、食料や医療品、救援物資などを4月以降に搬送できていない市東部の包囲地域へのアクセスをあらためて求めた。

 シリアと軍事同盟を組むある国の当局幹部は、シリアと支援国はトランプ氏が米大統領に就任する前にアレッポを奪還したい考えだとしている。

 ICRCシリア代表部のマリアンヌ・ガゼール首席代表は、政府側の支配地域にある市西部の避難民向けシェルターを訪れ、「必要なものは非常に多い。進行中の戦闘と危険な状況が救援物資の搬入などを困難にしている」と指摘した。

 ICRCによると、これまで4万人以上が市西部の戦闘地域から脱出し、8月以降にアレッポを脱出した人は計6万人に上っている。

[ジュネーブ 29日 ロイター]
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