メルケル首相とショイブレ財務相は長年、低金利環境に乗じたインフラ投資への大盤振舞いを拒んできた。トランプ氏は正にそうした政策を約束している。

 トランプ氏が勝利したのと同じ週に、皮肉なことにドイツでは財政規律の鏡となるような2017年予算の策定が大詰めを迎えていた。トランプ氏は欧州に軍事費の負担増を要求しており、ショイブレ財務相がいつまで財政均衡を堅持し続けられるかは定かでない。

 とはいえ、これだけは確かと言えそうなことがある。それは、トランプ氏の勝利により、ドイツはベルリンの壁崩壊後で最大の試練に直面しているということだ。

 あるドイツ高官は「ドイツが突如として西側世界の新たなリーダーになったなどと言われても、荒唐無稽なだけでなく危険だ。どう見ても応えられない期待を掛けられるわけだから」とこぼした。

 (Noah Barkin 記者)

[ベルリン 14日 ロイター]
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