[東京 2日 ロイター] - 三菱商事<8058.T>は2日、2024年3月期の連結純利益予想(国際会計基準)を9200億円から9500億円へと上方修正した。IBESによるアナリスト9人の予想平均値9881億円は下回った。為替円安が利益を押し上げたものの、不確実性のある事業で損失を織り込んだ。

10セグメント中6セグメントを上方修正。為替円安による利益貢献を通期で500億円程度見込むのに加えて、LNG(液化天然ガス)の利益増や、三菱自動車<7211.T>における持分利益の増加などが寄与する。下期(今年10月―来年3月)の為替は1ドル140円を前提とするため、中西勝也社長は、通期利益見通しが「上に振れることもある」との見通しを示した。

4―9月期連結業績は、純利益が前年同期比35.3%減の4660億円だった。豪州原料炭事業での市況下落の影響が出た。前期の市況好調や不動産運用会社売却益の反動が出る中で、中西社長は「それなりの数字が出せた」と述べた。上期では過去2番目の利益水準だった。

三菱商事は同時に、1株を3株にする株式分割も公表。「投資家にとってより投資しやすい環境を整える」(中西社長)とした。

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