倉庫のロボット化といえば...... アマゾンの商品配送センターでもロボットが活躍。なぜかこの手のロボットは顔つきが悪い。

ロボットは人から仕事を奪うのか?

 そして、ロボットが人から仕事を奪うかどうかについても尋ねてみた。エラザリー氏は、これまで手がけた数多くの工場の経験から、ピーク期、長期的な雇用の両方において、人手が顕著に不足すると説明する。

 たとえば、オフィスサプライの最大手の一社 LD Productの場合、これまでマニュアルでおこなっていたことを自動化し、人員不足および季節による業務の波を乗り切りつつ、ビジネスを拡大している。

 倉庫を取り巻く環境は、多くの人にとって課題の多い厳しいものだ。特に、誰も住みたがらないような僻地に倉庫がある場合はことさらだろう。逆に言うと、ロボットは倉庫の従業員の人生の向上に役だっているといえる。数年前、"The Life and Death of an Amazon Warehouse Temp"を読んで悲惨な気分になったのは私一人ではないだろう。

 エラザリー氏はロボットを導入したところからは、いい反応が返ってきているという。これ以上、その仕事をやらなくてもよくなるからだ。倉庫といえば、多くの人が働いていると思われがちだが、実際はそんなことなく、たいていはギリギリの人数で回している。また、ピッカーは体力的にきつい仕事でもある。ある企業などは、従業員がきちんと出勤するよう、一日のはじめにくじ引きをおこなっているところもあるくらいだ。

 inViaのシステムは、農業なども含め他の分野の産業でも多くの応用ができる。製造業やスーパーの倉庫、デパートにロボットが入ることで、従業員は機械でもできるピッキングではなく、顧客の応対など売上に繋がるところに顔を出すことができるようになる。

 inViaが創りだしたロボットたちは、倉庫の従業員にさまざまな変化を突きつけることになるだろう。

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ReadWrite[日本版]編集部