「つまり、早産の胎盤は、正期産と比較してより多くのマイクロプラスチックやナノプラスチックの粒子を蓄積しているだけでなく、それが妊娠のより早い段階で起きていることを示しています」

研究チームは、本研究の結果がマイクロプラスチックやナノプラスチックによる汚染が早産の要因となり得ることを示すものだと結論づけた。

 

現時点では、そのメカニズムは不明だが、「マイクロプラスチックとナノプラスチックの生体蓄積が、[子宮内膜などの炎症が原因で起こる]炎症性の早産に関与している可能性がある」と抄録で言及している。

本研究の成果は、1月下旬にコロラド州デンバーで開催された「母体胎児医学会・年次総会(the annual meeting of the Society for Maternal-Fetal Medicine)」で発表されている。

【参考文献】

Barrozo, E. R., Garcia, M. A., Jr, M. D. J., Liu, R., Nihart, A., Castillo, E., Hayek, E. E., Gonzalez-Estrella, J., Showalter, L., Shope, C., Suter, M. A., Campen, M. J., & Aagaard, K. M. (2025). Elevated Micro- and Nanoplastics Detected in Preterm Human Placentae. Oral Concurrent Session 1 - Equity, Public Health, and Policy. SMFM 2025 Pregnancy Meeting, Denver, Colorado.

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