ドキュメンタリー映画『ブレッド&ローズ』のシーンより APPLE TV+
ドキュメンタリー映画『ブレッド&ローズ』より APPLE TV+

──マララ、映画とアートはメッセージを広める上でどう役に立つだろうか。

多くの女性が教育や仕事の権利のために大変な努力をしてきた今、家に閉じ籠もる生活など想像できない。

彼女たちは1990年代後半のタリバン政権について、母親や年上の女性からしか聞いたことがない。自分が再び同じ抑圧的な政権の下で暮らすことになるとは、思いもしなかった。

だからデモをし、スローガンを掲げ、女性に基本的人権を与えるようタリバンに訴えている。タリバンは彼女たちを恐れ、デモをしてる姿さえ見たくないのだろう。スプレーを噴射し、殴りつけ、刑務所に入れようとしている。

このドキュメンタリーを通じて彼女たちの声を大きくし、彼女たちを見える存在にするのは一種の抵抗だ。

──サフラ、アートは政治的主張になり得ると思う?

物語を伝えるツールや映画には社会と世界、未来の世界に変化をもたらす力があると私は信じている。

3年半前にアフガンがタリバンの手に再び渡って以降、タリバンは学業再開を禁止するなど女性の権利や自由を徐々に奪っていった。

その後、アフガン女性に起きていることに対して大きな沈黙があった。彼女たちの境遇は他の国々には影響しないと考えている人もいると思う。

でも私たちはテロリストを信用すべきではない。アフガン女性は今日高い代償を払っていて、世界は明日代償を払うかもしれない。子供たちと世界の未来を考えなければならない。そのとき、このドキュメンタリーは権利擁護のツールになり得るだろう。

「ジェンダー・アパルトヘイト」を人道に対する罪に
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