イプソスの世論調査によると、10日に行われるペルー大統領選で、フジモリ元大統領の娘ケイコ・フジモリ氏(40)の支持が定着してきている。

 ケイコ氏は9人のライバルに2桁の差を付けてリードしている。ただ、人権侵害や汚職で25年の刑期を務めている父のマイナスイメージを払しょくしきれず、過半数を獲得して第1回投票で勝利することは難しく、決選投票に持ち込まれるとみられている。

 調査では、模擬投票におけるケイコ氏の支持率が2.1%ポイント上昇して40.8%となった。またケイコ氏には「絶対に投票しない」との回答の割合は49%から45%に低下した。

 このほか、クチンスキ元首相(77)の支持率が19.9%、国会議員のベロニカ・メンドーサ氏(35)が18.4%だった。企業エリートを弱体化させる新憲法を提唱して急浮上しているメンドーサ氏は、地方および貧困層の支持が拡大し、支持率は3.8%上昇した。

 決選投票となった場合の想定では、メンドーサ氏がフジモリ氏に6%ポイントの差で敗北し、クチンスキ氏はフジモリ氏に2%ポイントの差で勝利するとの見通しが出た。

 調査は3月30─4月1日に1800人を対象に行われ、主要紙エル・コメルシオに掲載された。

[リマ 3日 ロイター]
120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます