[ジャカルタ 19日 ロイター] - インドネシア中央銀行は19日、大方の予想通り主要政策金利を0.25%引き上げた。昨年8月以降6回目の利上げで、インフレ率を今年目標レンジへ低下させることを目指す。また、引き締めサイクルの終了を示唆した。

7日物リバースレポ金利は5.75%、預金ファシリティー金利は5.00%、貸し出しファシリティー金利は6.50%となった。8月以降の累計利上げ幅は225ベーシスポイント。

声明では、引き締め規模は今年下半期に総合インフレ率を目標の2─4%に戻すのに「十分」と指摘した。

ペリー・ワルジヨ総裁も、記者会見で引き締めサイクルの終了を示唆。将来の利上げ見通しについての質問に、「予見できないような特別な情報がなければ、われわれが『十分』という文言を使用したことでその質問には既に答えている」と述べた。

また、インフレ率が予想よりも速いペースで低下しているとの認識も示した。

キャピタル・エコノミクスのアナリスト、ギャレス・レザー氏は「インドネシア中銀は年内の追加利上げがないことを示唆したようだ」との見方を示し、25ベーシスポイント(bp)の追加利上げ予想を取り下げたと明かした。

DBS銀行のエコノミスト、ラディカ・ラオ氏は「十分」な利上げについてのコメントは「政策引き締めサイクルが終わりに近づいているという期待をもたらす」と指摘。政策当局者は2月の米連邦公開市場委員会(FOMC)を注視し、今後の政策の手掛かりにする公算が大きいと述べた。

通貨ルピア相場は中銀の決定後も小動きだった。

ワルジヨ氏は世界的な金融不安が緩和し、主要中銀の引き締めが終わりに近づけば、ルピアはさらに上昇するとの見方を示した。

ルピアを支えるために輸出企業の外貨預金を市中銀行から中銀に移す案を協議していると明らかにした。収益が国内により長くとどまることが期待できるという。同制度は2月中旬に開始できるかもしれないとした。

インドネシアの今年の成長率は4.5─5.3%の中間とし、従来予想を据え置いた。

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