身内の悪口はいじめられっ子を作る

「パパみたいになっちゃダメ」「うちの旦那は稼ぎが悪くて」「ママはバカだな」「お母さんは何も知らないな」「子どもがダメなのはお前のせいだ!」......日本の家庭にはこのようなパートナーへの悪口がよく見られます。

大人同士ならまだしも、子どもがいる前でこのような言動を取る人もいますが、子育てには極めてよろしくない習慣です。

悪口を聞かされて育った子どもは、それが当たり前だと思いますから、自分も周囲の人をバカにするようになります。たとえばクラスメイトに対して「こんな簡単な問題がわからないの?」という言葉を平気で使うようになるのです。

このような子どもは学校で友だちができにくく、仲間はずれにされやすい、いじめの対象にされやすい、といった危ない傾向があります。心当たりのある方はパートナーや身内に対する悪口は即刻封印してください。子どもの人格形成にゆがみを作ることはもちろん、夫婦間に亀裂を生む原因です。

親といえども人間ですからネガティブな言葉が出てしまうことはあると思います。大切なのは言葉の持つ影響力を知り、パートナーが互いにポジティブ言葉を使うように意識することです。まずは「子どもの前ではポジティブ言葉を使う」ことから始めてみてください。それだけで子どもの「やる気」が変わってくるはずです。

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[執筆者] 船津徹 TLC for Kids代表。明治大学経営学部卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。2001年ハワイにてグローバル人材育成を行なう学習塾TLC for Kidsを開設。2015年カリフォルニア校、2017年上海校開設。これまでに4500名以上のバイリンガル育成に携わる。著書に『世界標準の子育て』(ダイヤモンド社)『世界で活躍する子の英語力の育て方』(大和書房)がある。