学業優秀な子はよい習慣が育っている
「うちの子が勉強できないのは先生の教え方が悪いからだ!」と学校にクレームする親が増えていると聞きます。クラス全員の成績が悪いのであれば先生に問題があるでしょうが、ほとんどの場合は、子どもに「勉強に向かう態度が形成されていないこと」が原因です。
カリフォルニア州立大学名誉教授のアーサー・コスタ博士は、学業優秀な子どもの共通点を調査しました。その結果、勉強がよくできる子どもは、やり抜く習慣、自制する習慣、聞く習慣、チャレンジする習慣など「よい習慣」を身につけていることが分かりました。
このような「よい習慣」の多くは、先生が教えるものではなく「親が育てるもの」です。前述の通り「聞く習慣」を育てるには、まず親子の信頼関係を構築することが必要です。子どもが親を100%信頼すれば、親の言葉に耳を傾けるようになり、親以外の人の言葉もきちん聞く習慣が身につくのです。
家庭で聞く習慣を育ててもらっていない子どもに、学校の先生が「ちゃんと聞きなさい!」と厳しく叱っても、先生の言葉は頭の中をすり抜けて行きます。だから授業が終わっても何を勉強したのかさっぱり覚えていないのです。
子育てと教育、それぞれの責任者をはっきりと区別し、それぞれが役割を果たせば、責任のなすり合いはなくなります。親は子どもの心をモニターし、良い習慣を育てる。知能教育は信頼できる専門化に任せる。これを実行すれば、子どもは知力と人間力を兼ね備えたたくましい人間に育ちます。
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