artsalon-02-720.jpg
3回目、オーフスの会場であるリーネ・ケッセルハンの個人宅。写真はアート作品の搬入前 Photo:Tia Borgsmidt

「主催者2人はギャラリストではないから、アーティスト同士助け合って、新しいことするのは、ワクワクします。自宅を展覧会会場にするアイデアはソーシャルな実験ですよね」と、展示者のひとり、ミエ・オリーズは語った。

「アーティストにとっては新種のアンダーグランド活動のようですね。創作は孤独な作業だから、ここでは知らないアーティストたちとの交流が持てて嬉しいです」とは写真アーティストのバルダー・オルリック。

このサロンがきっかけで、参加アーティストの作品のコレクターになる客もいて、ビジネスとしても予想以上の成果が出ているという。

多様な「自宅サロン」が生まれている

アートだけなく「文学サロン」、「哲学サロン」、「ホームコンサート」など、今、自宅でのサロン開催というアイデアは様々に広がっているようで、雑誌で「モダンサロン」といった特集が組まれたりしている。

展覧会であれコンサートであれ、大きな会場だと受動的な体験になりがちだが、同じことが個人宅で開催されると来訪者はより積極的に参加しようとするのかもしれない。

「自宅アートサロン」はフェイスブックやインスタグラムでも告知したそうだが、SNSで「面白そう」と話題になれば、小規模なイベントでも人が集まる時代。今後もユニークなアイデアによる「デンマーク版サロネーゼ」が増えてくるだろう。

【参考記事】欧米でブームの「ヒュッゲ」で日本人も幸せになれる?