トランプ米大統領のメディア企業トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは7日、経費急増の影響で第3・四半期の損失が拡大し、売上高も減少したと発表した。同社はトランプ氏の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」の親会社で、財務上の厳しい課題が浮き彫りとなった。

同社は設立以来、赤字が続いており、トゥルース・ソーシャルにおけるトランプ氏の注目度の高さを収益源に転換することに苦戦。売上高は主に同プラットフォーム上の広告収入から得ている。

総売上高は97万2900ドルで、前年同期比3.8%減少した。純損失は5480万ドルと、同1920万ドルを上回った。また第3・四半期には、2030万ドルの訴訟*費用を計上した。

トランプ・メディアと暗号資産(仮想通貨)取引所運営会社クリプト・ドット・コムは8月、特別買収目的会社(SPAC)と新たなベンチャー企業設立で合意。この企業は、クリプト・ドット・コムの仮想通貨クロノス(CRO)を購入・保有する戦略を追求することから、トランプ氏と仮想通貨業界との結び付きが深まるとみられている。

トランプ・メディアは多くの上場ソーシャルメディア企業と異なり、月間や日間のアクティブユーザー数といった主要指標を定期開示していない。同社は、共和党下院議員だったデビン・ヌネス最高経営責任者(CEO)が率いている。

[ロイター]
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