2年前にも同様の発見が
今回の調査はエジプト・カイロ大学とドイツ・ミュンヘン工科大学(TUM)の研究チームにより、「スキャン・ピラミッド計画」の一環として実施された。
研究チームは、地中レーダー、超音波探査、電気抵抗トモグラフィーといった非破壊型の複数のイメージング手法を用いて、石で囲まれたピラミッドの内部を調査。結果、ピラミッドの外壁から約1.4メートルと1.1メートル奥の位置に、空気を含む2つの空洞があることが確認された。大きい方の空洞は高さ約1メートル、幅約1.5メートル、小さい方は高さ約90センチ、幅約70センチとなっている。
因みに、スキャン・ピラミッド計画でピラミッド内部の未知の空間が発見されたのは今回が初めてではない。「2023年にクフ王のピラミッドで未知の空間を発見したのに続き、スキャン・ピラミッド計画はギザで重要な成果を再び挙げた」と、TUMのクリスティアン・グローセ教授(非破壊検査学)は語る。
「我々が開発した検査手法は、貴重な構造物を損なうことなく、内部の状態について非常に高精度な推定を可能とする......新たな入口が存在するという仮説は極めて妥当と言える。今回の発見によって、それを裏付ける重要な一歩が踏み出された」
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます