感情を抑える・揺れる親ほど燃え尽きやすい

回避型の人は自分の感情を抑え、感情的に負担の大きい交流を避ける傾向があり、不安型の人は感情的に反応しやすく、対人関係において不安を感じやすい傾向がある。

いずれのタイプも燃え尽きと関連していたが、その影響の現れ方は男女で異なっていた。

この関係における重要な要因は、アレキシサイミア(感情を特定・表現することの難しさ)であった。自分の感情をうまく認識できない親ほど、疲労感や子どもへの感情的距離を感じやすい傾向があった。

研究者たちは、「子育ては、自分の感情と子どものニーズの両方に絶えず適応することを求められる」と述べている。自分の感情を把握・言語化できないと、ストレスが蓄積しやすく、対処法の効果も低下するという。

データによれば、アレキシサイミアは「不安定な愛着」と「燃え尽き」の間の橋渡しの役割を果たしており、初期の人間関係のパターンがどのようにして親としての疲弊へとつながるのかを説明していた。

女性では、感情処理の難しさを通じて「不安型」と燃え尽きの関連が最も強く現れた。男性では「回避型」がより大きな役割を果たし、直接的にも、またアレキシサイミアを介しても影響していた。

男性は平均的に高いアレキシサイミアのスコアを示し、臨床的な閾値に近く、自分の感情を理解することがより難しいことが示唆された。また、全体的な燃え尽きレベルも高かった。

親の「燃え尽き」は子ども時代に始まっている?
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