不安を煽る情報に出くわしたら「この問いかけ」を

人はつい売り文句に煽られてしまうものだが(偉そうなことを書いているが、私だってよくある)、著者の言うとおり、大切なのは自分のモノサシなのではないだろうか?

そんなことを踏まえておくだけでも購買の無駄は抑えられるし、そういった行動を習慣化していくことができれば、お金の不安も少なからず減っていくのかもしれない。

もちろんそれは「小さな行い」に過ぎないだろう。しかし、小さな行いこそが、安心できる未来へとつながっていくのも事実だ。


必要なのは自分だけの「価値のモノサシ」だ。投資や消費を促すために、不安を煽る情報は少なくない。そんな情報に出くわしたら、まずは問いかけてみたらどうだろうか。
「これは、誰が、何のために伝えているのか?」と。(51〜52ページより)

そう、「価値のモノサシ」があれば、同じ情報でも冷静に取捨選択できる。その結果、本当に自分に必要だと感じたなら、迷わずそれを選べばいい。それだけのことなのだ。

お金の不安という幻想 一生働く時代で希望をつかむ8つの視点
お金の不安という幻想 一生働く時代で希望をつかむ8つの視点
 田内 学・著
 朝日新聞出版

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[筆者]
印南敦史
1962年生まれ。東京都出身。作家、書評家。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。他に、ライフハッカー[日本版]、東洋経済オンライン、サライ.jpなどで連載を持つほか、「ダ・ヴィンチ」などにも寄稿。ベストセラーとなった『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)をはじめ、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)など著作多数。2020年6月、日本一ネットにより「書評執筆本数日本一」に認定された。

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