AI投資拡大が成長けん引

アマゾンのAI戦略は、幹部の離脱によって停滞した側面もある。ロイターは6月、生成AI開発の責任者が他社に移籍したと報じていた。

競争力を維持し、高コストのデータセンターへの資金を確保すべく、アンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は管理職の削減や非効率的な要素を特定するための匿名内部通報制度の導入といった取り組みを進めている。

先週には本社部門の従業員のうち、過去最大規模となる約1万4000人の削減を発表。他方、AI投資は拡大しており、今年の設備投資は約1250億ドルに達したほか、来年はさらなる増加が見込まれている。この金額はアルファベットの最大930億ドルという投資計画を上回り、マイクロソフトの今年の投資額見通しとほぼ同等だ。

BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、ブライアン・ピッツ氏は、アマゾンとオープンAIの契約により、AWSの第4・四半期時点の受注残は9月末時点の2000億ドルから約20%増加する可能性があると予測している。

オープンAIの株式を保有するスロ・キャピタルの投資家ウィリアム・リー氏は「アマゾンは明らかに以前と異なり、ようやくLLM開発を巡る時代の流れに乗ってきたようだ」との見方を示した。

[ロイター]
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