米メタ・プラットフォームズは14日、傘下の交流サイト(SNS)のインスタグラムで18歳未満の利用者が閲覧できるコンテンツを制限すると発表した。10代のオンライン保護対策が不十分だと批判を浴びたことへの対策で、生成AI(人工知能)のツールにも適用する。

13歳未満は親の同意が必要となる米映画協会(MPAA)の「PG─13指定」のレーティングに着想を得たフィルターを活用し、過激な言葉遣いや危険なスタント場面、薬物関連の表現、他の成人向けの題材を含む投稿を制限する。

18歳未満のアカウントは自動的にPG─13指定のレーティングが適用され、保護者は「限定コンテンツ設定」でより厳しいコンテンツ規制を実施したり、稼働時間を管理したりできると説明した。また、未成年の利用者は、子どもに不適切なコンテンツを共有しているアカウントとの交流もブロックされる。

メタはブログへの投稿で「今回の更新により、保護者の皆様に安心してもらうことを望んでいる」とした上で、「私たちは10代の利用者が制限を回避しようとする可能性があることを認識している。そのため、年齢予測技術を活用し、たとえ成人であると主張しても特定のコンテンツ保護措置を適用する」と記した。

メタに対しては有害なコンテンツから青少年を保護しなかったり、プラットフォームが心理的な悪影響を与えたりしたとして支援団体が批判や訴訟を繰り広げてきたのを受けた措置。

今年9月に発表された報告書によると、メタがインスタグラムに長年導入してきた多くの安全機能が十分に作動していないか、存在すらしていなかったことが明らかになった。ロイターは8月、メタのチャットボットが「ロマンチックまたは官能的な会話で子どもと関わること」を容認する社内のポリシー文書があったと報じていた。



[ロイター]
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