また、摂取量と効果の「用量反応関係(dose-response relationship)」も確認された。コーヒーやお茶を1杯多く飲むごとに、がん進行リスクが約10%低下。がんの種類によって差はあるものの、有意な関連が示された。

コーヒーとお茶がもたらす可能性

研究チームは次のように説明する。

がんによる死亡を減らし、患者の予後を改善するため、禁煙、運動、食生活など生活習慣の改善に注目が集まっているが、お茶とコーヒーは世界的に消費量が多いため研究対象にしたと研究チームは述べる。

大腸がんでは、1日約3杯で最大の効果が得られるとされ、グラフ分析では徐々に回復・上昇を示すJ字曲線が示された。

ミラノ大学の疫学者であるカルロ・ラ・ヴェッキア教授は本誌に対して次のように述べる。

「食事は治療と並行して慎重に管理されるべきです。食事は大腸がんや乳がんの生存率全体に広い役割を果たすので、治療の副作用も考慮に入れることが重要です」

欧州食品安全機関(EFSA)は、カフェイン摂取量を1日400mg以下(コーヒー3〜5杯相当)に制限するよう勧告している。これは主に心臓への影響に関するものであるが、推奨値は遵守すべきという。

結果と課題
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