火の玉のメカニズムの解明が工業の発展に寄与するかも?

実験では、科学者たちは水中に設置したノズルを使い、メタンと空気の混合気泡を水中に注入した。

気泡が密集して発生する条件下では、隣接する気泡の間で、1ミリ秒未満の閃光が観測されたほか、熱的、化学的な変化も確認された。

研究では、「これらの放電がメタンの非熱的酸化のきっかけとなり、自然条件下での発光および測定可能な熱を発生させる」ことが明らかになった。

科学者らは、今回の発見について「電気を帯びた界面と自発的な冷炎との関連を裏付けるものだ。『鬼火』の発生を物理的に説明しうる根拠となる」と結論づけた。

「より広い視点から見ると、我々の発見は、気体と水の界面で生じる一時的な電気放電が酸化還元反応を媒介しうることを示した。自然環境はもちろん、工業分野においても、界面で起こる現象が重要な働きをするのだ」

【参考文献】

Meng, Y., Xia, Y., Xu, J., & Zare, R. N. (2025). Spraying of water microdroplets forms luminescence and causes chemical reactions in surrounding gas. Science Advances.

Xia, Y., Meng, Y., Shi, J., & Zare, R. N. (2025). Unveiling ignis fatuus: Microlightning between microbubbles. Proceedings of the National Academy of Sciences, 122(41).

【動画】火の玉を発生させるカギ、マイクロライトニング
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