ウクライナ戦争の和平合意は依然として見通せず
ウクライナ戦争は、ドナルド・トランプ米大統領による和平仲介の試みがあるにもかかわらず、今なお膠着状態が続いている。
ロシアはこれまでにウクライナ領土の約5分の1を占領した。ウクライナは停戦を提案したが、ロシアはこれを拒否、直接的な和平合意を望むとしている。
しかし、領土の譲歩とウクライナの将来的な安全保障の枠組みに関して、両国間には依然として大きな隔たりが存在する。両国の要望を十全に反映させるのは容易ではない。ロシアは、自国の安全保障に対する重大な脅威であるとしてウクライナのNATO加盟志向を抑止するため、ウクライナ国内のロシア系住民が迫害されていると主張して、ウクライナ戦争を始めた。
一方、ウクライナは、この戦争を帝国主義的な侵略と非難。ロシアがウクライナの主権と国家としてのアイデンティティを抹消し、ロシアの支配下に組み込もうとしていると訴えている。
プーチン政権下のロシアでは、与党「統一ロシア」が政権を強固に掌握しており、異論や政治的な反対意見を表明する余地はほとんどない。
今回のプーチンの発言は、プーチン体制下で政治権力を支配する過激なロシア民族主義を強固にするものだ。西側諸国との新たな冷戦を煽るこの文化は、プーチン退陣後も続く可能性が高い。
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