<カーティスとローハンが続投。今度は3世代で入れ替わる映画『シャッフル・フライデー』は「ありがたい存在」──(ネタバレなし・レビュー)>

21世紀が始まる頃、母親と10代の娘が一緒に見るのにぴったりな映画が立て続けに作られた。どれも辛口のユーモアを利かせ、女性同士の絆を温かく描いたコメディーだ。

ナンシー・マイヤーズ監督の『ファミリー・ゲーム/双子の天使(The Parent Trap)』(1998年)に、マーク・ウォーターズ監督の『ミーン・ガールズ(Mean Girls)』(2004年)。

なかでも際立っていたのが、やはりウォーターズがメガホンを取った2003年の『フォーチュン・クッキー(Freaky Friday)』だった。

『フォーチュン・クッキー』予告編

何かというと衝突してばかりの母テス(ジェイミー・リー・カーティス)と高校生の娘アンナ(リンジー・ローハン)。その2人の体が、ある日突然入れ替わってしまう。

メアリー・ロジャーズによる1972年の児童小説『フリーキー・フライデー』が映画になるのは、これで3度目だった。

1976年にはディズニーがジョディ・フォスター、バーバラ・ハリス主演で映画化、1995年にはシェリー・ロング、ギャビー・ホフマンの共演でテレビ映画が作られた(その後2018年にはミュージカル映画も製作されている)。

愛する人を理解できなければ、相手の立場になってみるのが肝心だ、というのが作品に込められたメッセージ。10代の娘の母親として、このストーリーが脈々と愛されてきたのは心強い。体の入れ替わりを世代間の共感に至る道として描く発想には、いつの時代にも通じる賢さがある。

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